2016/02/24  睡眠の基礎知識

寝ても寝ても寝たりない、眠りが浅い…熟眠障害の原因は?

寝ても寝ても寝たりない、眠りが浅い…熟眠障害の原因は?

「6時間以上寝ているのに、朝起きたときぐっすり寝た実感がない
寝ても寝ても寝足りない!!
眠りが浅いのか、熟睡感がない…

睡眠時間を十分に確保しているにも関わらず、眠りが浅く、熟睡感がない状態を熟眠障害といいます
朝の目覚めが悪く、日中にだるさや眠気を感じるなどの症状に悩まされます。

眠っているのに、「疲れがとれた」「気分がスッキリした」という眠り本来の恩恵を得られない状態。この熟眠障害は、睡眠障害の中でも最も多い症状の一つです。
眠りが浅い、熟睡感がないといった熟眠障害の原因に関してご紹介していきます。


熟睡感の欠如は、ノンレム睡眠の量と関係する

ぐっすり眠れた!という熟睡感は、より深い眠りであるノンレム睡眠の量が関係していると言われています。
ノンレム睡眠の量が少ない場合は、ベッドに入って眠っていた間、眠りが浅いウトウトした状態(レム睡眠)が大半を占めていたということになるのです。

私たちの睡眠には2つの種類があります。レム睡眠という浅い眠りと、もう一つはノンレム睡眠という深い眠りです。
ノンレム睡眠、レム睡眠ともそれぞれに重要な役割があります。ノンレム睡眠は、昼間活動した脳を休ませます。レム睡眠は体の疲労を休めると言われています。熟眠障害では、ノンレム睡眠の量が少なく、脳が休まっていない状態ということになります。

ノンレム睡眠、レム睡眠の働き

ノンレム睡眠 レム睡眠
の睡眠 身体の睡眠
成長ホルモンの分泌 記憶の固定、消去、学習
免疫機能増加 情報処理

ノンレム睡眠は毎日の眠りの前半に多く出現し、一番深く(睡眠段階4)まで達します。後半になるほど、レム睡眠が多く長くなっていき、目覚めの準備をしていきます。
ノンレム睡眠・レム睡眠の睡眠パターン


ノンレム睡眠が短くなる原因

では、何がノンレム睡眠の量を少なく短くさせてしまうのでしょうか。様々な原因が考えられますが代表的なものをいくつかご紹介します。ご自身の生活に当てはまるものがあれば、改善につなげるきっかけにしていただければと思います。

  • 自律神経の乱れ
  • レム睡眠を短くなる原因:自律神経の乱れ ノンレム睡眠の時間帯体はリラックスして副交感神経が優位になった状態となります。ところが、日常生活に起因するイライラや不安感などで、知らず知らずのうちに心身が緊張していると、身体は戦闘モードである交感神経が優位になってしまいます。休もうとする意思とは裏腹に、活動するための神経が活発になっていると、なかなか熟睡につながりません。

  • 精神的なストレス
  • レム睡眠を短くなる原因:精神的なストレス 精神的なストレスは自律神経の乱れにも影響してきますが、そのストレスを緩和するために【記憶を整理して心をメンテナンスする】レム睡眠を多く必要とすると言われています。精神的なストレスが過多な状態では、整理しメンテナンスしなければならないことが増えてしまうため、レム睡眠が多く長くなり、結果的に眠りが浅い状態になってしまうのです。

    (関連記事:不安やストレスで眠れない。その背景に緊張あり!?

  • 体温が低いまま、冷え性
  • レム睡眠を短くなる原因:精神的なストレス 私たちは体温(深部体温:体の中心部の温度)の下がり始めに眠気を感じます。深い眠りであるノンレム睡眠は、眠りの前半に多く出現するため、就寝後にしっかりと体温が下がることがポイントになります。
    あわせて、眠る前にはある程度体温が高くなっている必要があるのです。冷え性などで手足が低いままでは、就寝後しっかりと体温を下げることができなくなってしまい、熟睡につながりません

    また、眠る直前に熱いお風呂に入ってしまうと、体のほてりが安眠を妨げてしまうこともあり得ます。入浴はタイミングやお湯の温度などに注意が必要です。

  • 加齢に伴う生理的な現象
  • レム睡眠を短くなる原因:加齢に伴う生理的な現象 男性も女性も高齢になると「熟睡できない」と悩む人が多くなってきます。眠りを司る体内時計のリズムは、振り子と同じイメージで、昼間活発に過ごす人ほど、夜の眠りも深くなると言われます。逆に日中の活動量が少なく、体力を消耗しない生活をしていると、眠りが浅くなったり、寝付けない、目が覚めるといった症状が現れやすくなります

    たまに平日の睡眠時間の少なさを、週末に取り戻そうと週末に一日中ゴロゴロしている人を見かけます。しかしそうすると日曜の夜に寝つきが悪くなってしまい、月曜の朝シャキッとしないコンディションで1週間をスタートしなければいけなくなってしまう…  これはまさに、日中の覚醒度と夜の熟睡度がともに低く、体内時計の振り子の揺れが少なくなってしなった状態です。

  • 睡眠環境
  • レム睡眠を短くなる原因:睡眠環境 睡眠中、どのくらい音や気配に敏感かは個人差がありますが、許容範囲以上の物音がある場所では熟睡が妨げられる可能性が高まります。また電気やテレビをつけたまま寝入ってしまったり、体に合わない硬すぎる(柔らかすぎる)寝床だったりした場合も、寝ている途中で目が覚めることが多々あります。
    睡眠環境は思っている以上に眠りの質を左右します。しっかりと体を休めるためにも、環境を整えるひと手間を惜しまないようにしましょう。

  • 眠りの質を低下させる生活習慣
  • 体が適度に疲れていないと深く眠れません。運動不足や、日中ダラダラと過ごしていたり、起きる時間が遅かったりした場合は、眠気を起こすホルモン(メラトニン)の分泌が低下し、眠りが浅く眠ってもすぐ目が覚めるような状態になることがあります。

    レム睡眠を短くなる原因:生活習慣 他には、眠れないからと寝酒をあおってから寝る人もいるかと思いますが、アルコールが入った状態では深く眠ることができません。本当の意味で熟睡したいと思うなら、アルコールの力を借りずに眠れるようになることが望ましいです。同様にコーヒーや栄養ドリンクなどカフェインを多く含む飲み物も神経を興奮させてしまうので、安眠との相性はよくありません。
    また、寝る直前に消化の悪い食べ物(ラーメンや揚げ物など)を食べてしまうと、身体は消化にエネルギーを使わなければいけなくなるため、眠ろうとしても内臓が休まらない状態になってしまいます。

  • 別の睡眠障害が影響していることもある
  • レム睡眠を短くなる原因:別の睡眠障害 眠っている最中にしきりに足を動かしていたり(むずむず脚症候群)、呼吸が止まるほどの大きないびきをかいている(睡眠時無呼吸症候群)と言われた場合には注意が必要です。治療が必要な病気が原因で、熟睡できていなく眠りが浅くなっている可能性もあります。気になる方は、早めに医療機関での診察を受けてみて下さい。

    (いびきについてはこちらをご参照:
    いびきの原因は一つじゃない!?自分のタイプを知ることが改善への近道


熟睡を妨げる原因が自分の生活の中にないかを意識してみる

寝つきが悪い目が覚めてしまう、という他の睡眠障害に比べ、眠っているのに実は熟睡できていないという症状は中々分かりにくいものです。なぜだかわからないけれど「起きたあと怠さが抜けない」「睡眠時間は足りているのに、いつも眠い」といった自覚がある人は、熟睡できているかどうか、熟睡を妨げる原因が自分の生活の中にないかを意識してみるとよいかもしれません。
アルコールに頼るのを止めてみる、つけっ放しだったテレビや音楽を消してみる、そんな少しの変化で、翌朝の体調が違ってくるかもしれません。

熟眠障害の対策方法はこちらも合わせてご覧ください。
関連記事:熟眠障害の対策法。熟睡できないときに気をつけること

この記事を書いた人

カイミンスタッフ石橋:
食べることと寝ることが大好きなママ。
お手軽に若々しくいられるコツを模索。



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